【資産運用の始め方】~大手証券会社編「元証券マンの証言」~

 

どうもいけちゃんです。

 

前回の記事で資産運用の大切さに関してお話しました。

ただ、多くの方は

「資産運用の大切さや意義は理解出来た。でも、実際に何をどう始めたら良いのか分からない」

と思われたのではないでしょうか。

 

あるいは以前より運用には関心があったけど、どうしていいか分からないまま今に至るという方も少なくないと思います。

 

このブログでは皆さんが運用を始める方法を下記の3つご紹介していきます。

 

🔹証券会社に相談する

🔹自分でネット証券で取引をする

🔹IFAを利用する

 

今回はまず証券会社に相談する編と題しまして、元証券マンの僕が自分の体験を基にメリット・デメリットをお話ししていきたいと思います!

尚、ここでいう証券会社というのは野村證券や大和証券といったいわゆる大手の証券会社のことを指し、担当の営業員が付くケースを想定しています。

 

さきに僕の考えを申し上げると、皆さんが資産運用を始める上で、大手証券会社に相談するという手段はあまりおススメ出来ません…

その理由等に関しては下記のデメリットの部分で詳しくお話致します。

 

✔各大手証券会社の比較

 

まず、大手といわれる国内5大証券の簡単な比較をしたいと思います。

以下の表をご覧ください。

 

   

これは各社の預かり資産残高と営業収益を比較したグラフです。

 

野村證券が圧倒的に1位であることが分かります。続いて大和証券が2位となっていますが、この2社は独立系証券とも言われています。

一方で3~5位の日興・みずほ・三菱は母体がメガバンクであることから銀行系と呼ばれています。

 

それぞれに特徴や強みがあるものの、実際に中で営業し、また他社にも何人か友人がいた僕の観点では正直どこも大きな差はありません。

結局、運用がうまくいくか、サービスに満足するかは担当する営業員に依る部分がほとんどだからです。

 

✔証券会社に相談するメリット

 

証券会社に相談するメリットは以下のことが考えられます。

🔹知名度が高く信頼できる

🔹取扱い商品の種類が多い

🔹情報量が多く、セミナー等も頻繁に開催している

🔹新規上場の引き受けが多い

🔹担当の営業員に判断を仰ぐことが出来る

 

・情報量が多く、新規上場等取扱商品が多い

 

大手証券会社の最大の強みは本社機能の充実さだと思います。

上記に挙げたメリットの中で、取扱商品の豊富さや新規上場の引き受け、更には情報量の多さは全て本社が上手く機能しなければ実現出来ない事なのです。

 

大手証券会社のことを総合証券と呼んだりしますが、本社には相場の状況を分析し情報を収集し、それらを社内に発信するアナリストがいたり、一般企業が債券を発行する際に仲介し、その販売を引き受ける部署があったりします。

 

また、株式市場に新しく上場したい企業の案件を引き受ける部署、セミナー等を企画する部署等々…5年間証券会社で働いていても「こんな部署あったんだ!」とか「あ、これやってるのあの部署だったんだ!」みたいな発見が結構ありました。

 

それくらい様々な部署を設置し、証券に関わる業務を総合的に網羅することで、多くのサービスを提供できるのは大手証券会社ならではだと思います。

 

・担当の営業員に判断を仰ぐことが出来る

 

次に担当の営業員に判断を仰ぐことが出来る点についてですが、

「普段仕事や家事で忙しくて相場を見たり、勉強したりする時間がない。」

また

「運用はしたいけど自分で判断して売ったり買ったりするのは心配だし煩わしいから、いっそお任せしたい。」

 

こんな方には担当営業員が付くメリットがあると思います。

しかし、以下で後述しますが担当者の意見を真に受けたり、お任せするリスクは非常に大きいため注意が必要です。

 

ただ、担当者として状況の報告や商品の提案をする以外にも、色々お話をする中でお客様の不安を解消し人間関係を構築出来るのも、担当者が付くメリットではないかと思います。

 

✔証券会社に相談するデメリット

 

続いてデメリットについてですが、以下のことが考えられます。

🔹手数料が高い

🔹担当営業員によってサービスの質に差があり過ぎる

🔹会社本位の営業スタイルから脱却できていない

 

・手数料が高い

 

まず皆さんが取引をする上で気になるのは手数料ですよね。

以下に主要な証券会社で仮に1,000万円分の株を買った際の手数料をまとめました。

手数料
野村 81,928円
大和 87,120円
日興 80,300円
みずほ 80,300円
三菱 81,620円

ちなみにもしネット証券で買った場合、会社によりますが大体1,000円くらいです…笑

 

大手証券会社の場合は人件費や店舗の維持費など様々なコストが発生するため、ネット証券より高くなるのは当然ですが、それにしても高いですよね…( 一一)

もし海外の株式を買おうものなら、取引手法にもよりますが最大で売り買い往復5%掛かったりします。

 

手数料が高いと、例え株価が上がっても手数料分を含めたら損…なんてこともよくあります(泣)

 

・担当営業員によってサービスの質に差があり過ぎる

 

次に営業員によってサービスの質に差がある点についてです。

まあ、これはどの業界でも同じことだと思いますが、証券の場合はその差があまりにも大きいと思います。

 

新人研修ではマナー研修や、注文の出し方などは教わるものの、相場の見方等はほとんど教わることなく、後は自分で頑張って勉強してね~って感じです。

そうなると、支店には数年間ニュースも日経新聞も見てない人とか、全然株の知識が無い人とか…中には自分の成績のために手数料が高い商品を売るべく、それに誘導するような情報だけを伝えるような営業員もいます。

 

いやいや、話盛ってるでしょと思ったかもしれませんが、残念なことにこれはマジなんです!

 

もちろんその一方で優秀で素晴らしい営業員もいます!

ただ、誰がどのお客様を担当するかは管理職が中心に決めているため、もはや運次第です。

運が悪いと本当に上記のような営業員に捕まってストレスを抱えることになりかねません…。

 

・会社本位の営業スタイルから脱却できていない

 

去年、かんぽ生命の不正販売が世間を騒がせたことは記憶に新しいと思います。

この事件はお客様よりも会社の利益を優先した最たる例でした。しかし、その裏には営業員に対して過度な販売予算を課していたことも大きな要因の一つと言われています。

 

実はこれと同じような状況が証券会社の中でも日々起こっているのです。

もちろん会社としては「お客様本位の営業推進」を掲げていますが…ぶっちゃけそれは表面上の話であり、営業の現場ではそうも言っていられないのが実情です。

 

毎月販売予算がある中で、評価制度がどんどん複雑化し業務の項目は増える一方です。

そうした状況下で効率的に営業を推進するために、相場状況やお客様の意向にそぐわなくても手数料の高い商品を販売する。

この悪循環から抜け出すことが出来ていません。

 

また提案先が70歳以上の高齢のお客様に依存していることも大きな問題と言えます。

若年層と比べ情報格差が大きく、場合によっては判断能力に疑問が残るお客様に対しても自身の成績を優先し商品を販売することも珍しくありません。

そのため、後日ご家族の方からクレームが入る…なんて事案はしょっちゅう耳にします。

 

スマホ1つでいつでもどこでも情報を入手することが出来、ネット証券を始め手数料0の波が押し寄せる中、こうした大手証券会社のビジネスモデルはもう続かないと考えています。

 

何を隠そうこれこそが僕が会社を辞めた理由です。

 

 

✔最後に

 

いかがでしたでしょうか。

僕も5年間、毎日予算に追われ、休みの日も数字のことを考えてしまう…

そんな日々を送っていたのでついつい熱くなってしまいました(;^ω^)

 

運用を始めようとするとつい、近くの証券会社の門を叩きそうになると思います。

しかし、皆さんが築き上げた大切な資産です。それを本当にそこに預けて良いのか否か…今回の記事が、立ち止まって改めて考えなおす機会となれば幸いです(*^-^*)

 

次回はネット証券編です!

 

ではまた。

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