【証券会社の裏話】~元証券マンが語るノルマについて part1~

 

どうもいけちゃんです。

 

前回アップした大手証券会社に就職する意義編が意外と好評だったので、今回はその続編として、皆さんが気になる「ノルマ」についてお話しして行こうと思います!

 

営業職の中でも特にしんどいと言われる証券マンですが、果たしてそんな証券マンに課せられるノルマとは一旦どんなものなのか?

ノルマが達成できないと灰皿とか四季報が飛んでくるのか…?

 

また各社、会社の方針によって多少の違いはあると思いますが、おそらくここは共通しているだろうという項目を2つのpartに分けて3つほど紹介したいと思います!

 

 

これを知ることで、特に大手証券会社と取引のある方は、今後担当営業員との接し方が変わってくるかもしれません…笑

これから大手証券会社で働く新卒の皆さんもこれを読んで、ぜひ覚悟を決めて頂けたらと思います!!

 

 

ノルマの項目

 

大手証券会社ならおそらくどこでも共通してある予算項目は以下の3つになります。

 

🔹収益

🔹純増

🔹資産導入

 

このpart1では収益と純増についてお話しして行きます。

僕も現役の時はよく後輩から

「どの項目が一番重要なんですか?」

と聞かれたことがありますが、ぶっちゃけどれも重要です…笑

 

ただ、その時々の課や支店の進捗度合いによってウェイトが多少変わって来るのでその辺も難しいところなんですよね~(-“-)



 

収益とは

 

これは、商品を売買していくら手数料を上げたかという評価項目になります。

 

言うなれば、この収益が会社の利益に直結する上、自分のボーナスにも影響してくるため、3つの中で順位を付けるとしたら一番になるかなと思います。

では果たして1か月の収益予算は大体いくらなんでしょうか…?

 

僕の場合で言うと5年目で、月1,200万円でした!

 

と言われても、1,200万円というのが果たして多いのか少ないのかよく分からないですよね…笑

 

例えば投資信託であれば、【運用商品中級】シリーズ等でご説明した申込手数料(だいたい3%)が僕らの収益にカウントされるので、

仮に1,000万円販売したら、30万円が収益として計上されることになります。

 

1,200万円の収益予算をもし全部投資信託の販売だけでやろうとしたら、1か月で4億円分販売しなきゃいけないことになります!

 

言うのは簡単ですが、これはなかなかしんどいですよ~

とは言え、投資信託の手数料はかなり高いほうなので、短期間で買って売ってを繰り返すいわゆる「回転売買」が問題視され、大手証券会社各社は金融庁からだいぶ睨まれることになったわけですが…

 

 

もちろん、大手証券会社なら商品ラインアップが豊富なので、通常の株の売買に加えて、米株取引や、既発債券の販売、EBなど仕組債の販売等々…

様々な商品を日々販売しながら収益を積み上げていくことになります。

 

しかし、営業である以上提案してもお客様に断られるケースの方が圧倒的に多いです。

そのため若手の時なんかは担当するお客様の数も少ないので、人によってはその日の収益が0という時もあります…

 

するとどうなるかは皆さんお分かりですね?

課長にめっちゃ詰められます!!笑

詰めるというのは怒るとは違って、どこでいついくらやるのかを課長が納得するまでひたすら詰問される感じです…

いっそ大声で一発怒られたほうが全然楽です…早く帰れるし(本音)

 

 

このように収益は支店や会社の業績に直結する項目であり、且つ日々積み上げていく必要があるため、かなり大変な項目になっています。

僕も調子が悪い月の土日とかは、休日でも

「今月収益やばいな~」

とか考えちゃいましたね…ノマドライフとは縁もゆかりもない日々でした。

 

 

純増とは

 

純増とは、投資信託の販売に関する評価項目になります。

しかし、単に投資信託を販売するのではなく…

現金や株式、債券の売却資金といった、投資信託以外の物から投資信託を買ってもらった金額

になります。

 

ちなみに僕の純増予算は毎月およそ

5,000万円

でした!

 

まず、なんでこんな項目があるかと言うと、【運用商品入門】でお話ししたように、投資信託には信託報酬と言われる管理コストが保有期間中ずっと掛かってきます。

つまり、証券会社としたら、寝ているだけで管理コストがチャリーンチャリーン♪と入ってくるというわけです。

 

信託報酬は物によりますが、だいたい年率1~2%なのでけっこう大きいですよね。

しかも、ここの良い所は一旦販売して売却されなければ、どんなに相場が変動しても安定して収益が発生するという点です。

 

逆に言えば、他の投資信託への切り替えではなく、単純に投資信託を売却されてしまうと、「純減」となり、営業員にとってはマイナスの評価となってしまいます。

 

日々営業していれば、様々な理由で投資信託を売りたいという電話が掛かってきます。

そして売られた分は当然、純増で埋めなければなりません…

そんなことを繰り返しながら、毎月5,000万円分投資信託の残高を増やさないといけないわけですから、なかなかの重労働ですよ…

 

せっかく達成しても、月末に売りたいとか言われたら、もう最悪ですよね( 一一)

 

 

とまあ、こんな事情があるので、証券マンは何かと投資信託を売りたがります。

また、売ろうとしても何かと理由をつけて必死に売りを止めようとします。

(後者はかつての僕です…すみません!!)

 

会社の評価体系が悪いと言えばそれまでなんですが、これだから投資信託はネットで検索しても悪評が絶えないんですね(*_*;

 

FW(ファンドラップ)純増

 

実は純増の中には更にFW純増という項目が存在します。

 

FW(ファンドラップ)については【運用商品上級編】で改めて解説しますが、様々な個別の投資信託をまとめて一つの商品にしたものです。

分散効果が期待出来て、コンセプトとしては良い商品なんですが…コストがね笑

 

 

それはひとまず置いといて、このFW純増はかなりの曲者です!

なぜなら、FWは純増で買ってもらえれば投信純増&FW純増のダブルカウントでウハウハですが、

 

単純に売られてしまうと…投信純減&FW純減のダブルパンチを喰らうハメになります(T_T)

 

これは痛いですよ~

どんなに投信純増を頑張っても、FWを売りたいなんて言われた日にゃ、その日はずっとブルーでしょうね…

 

 

ちなみに僕の場合はこのFW純増の予算も毎月5,000万円でした!笑

FWについては会社内でもよく

「強引な販売や、不当な売り止めはやめて下さい」

とか言われてましたけど、そりゃみんなダブルパンチは嫌ですもん…なんとしてでも売らせないようにしますよ。

 

 

なので大手証券会社や銀行でFWをお持ちの皆様、売りたいと思ってもある意味時間が掛かるので注意してください!

 

 

最後に

 

ノルマに関して、まずは収益と純増の2項目お話ししてきましたがいかがでしたでしょうか?

 

証券会社のノルマの内容って意外と知られてないみたいですからね…

ただ、大手証券会社で取引をしていく上でこういった事情を知っているか否かだけでも、運用のパフォーマンスに影響してきます!

営業員の言うこと全部聞いてたら、間違いなく手数料負けするんで笑

 

まあ、営利企業である以上は仕方ない部分もあるのかな~と思いつつ

part2では資産導入に関してと、ノルマが達成できないと一体どうなってしまうのか…(ーー;)

証券会社のリアルをお伝えしていきます!

 

 

では~

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