【運用商品上級編】~投資信託 part1~

 

どうもいけちゃんです。

 

今回から、いよいよ上級編に突入です!!

 

【証券会社の裏話】シリーズのノルマ編でもかなり登場した投資信託ですが、上級編では更に深堀していきます!!

 

まず、part1では外国投資信託を、そしてpart2ではFW(ファンドラップ)について解説していきます!!

 

外国投資信託とは

 

僕たち人間に国籍があるように、実は投資信託にも国籍があります。

 

中級編で様々な種類の投資信託を紹介してきましたが、それらは全て国内投資信託と言われる、国籍が日本のものになります。

つまり、国内で日本の法律に基づいて作られた投資信託になります。

 

一方海外で、海外の法律に基づいて作られた投資信託を外国投資信託と言います

 

僕が大手証券会社で営業していた際に、たまに外国株や、外国債券が組み入れられている投資信託のことを外国投資信託と呼んでいる人もいましたが、厳密にはそれは誤りです…

 

外国の資産が入っている国内投資信託も当然たくさんあります!

その逆もしかりで、日本の資産に投資している外国投資信託も存在ます。

 

それではそんな外国投資信託の特徴や注意点をみていきましょう!

 

外国投資信託の特徴と注意点

 

外国投資信託の特徴と注意点として以下のことが挙げられます。

 

🔹外貨で投資することが可能

🔹通貨選択型であらゆる通貨で運用出来る

🔹分配金の考え方に注意!

 

外貨で投資することが可能

 

外国で作られただけあって、外国投資信託の場合は外貨建てで投資することが出来ます!

 

僕が営業をしていた頃人気だったのは

・ブラックロック・ハイクオリティアロケーションファンド(米ドル建て)バランス型

・GSオーストラリアハイブリッド証券ファンド(豪ドル建て)債券型

・ピムコトータルリターンファンド(米ドル、豪ドル、トルコリラ、その他)債券型

 

この辺りはかなり王道でした!

 

外国投資信託の多くは株・債券・REITなど様々な商品を組み入れたバランス型や、債券運用を中心とした債券型ファンドが大多数を占めています。

 

販売会社によって差はあると思いますが、特に債券型は非常に多かったと思います。

また、債券型には定期的に分配金が出るタイプも選ぶことが出来ます。

 

外貨でそのまま投資出来て、且つ分配金も外貨で受け取ることが可能ですが、当然円に戻す際の為替リスクが発生する点は注意が必要です!!



 

通貨選択型であらゆる通貨で運用出来る

 

外国投資信託の中には「通貨選択型」と言われるファンドが存在します。

その名の通り、どの通貨ベースで投資をするか選ぶことが出来るように作られた投資信託になります。

 

 

これは前項で例に挙げたピムコトータルリターンファンドの販売用資料の表紙になります。

 

ちなみにピムコは米国の大手運用会社で、このファンドの投資先は米国の債券になっています。

ご覧の通り米ドルはもちろんのこと、円や豪ドル、更にはトルコリラで投資することが出来ます!

 

しかし、自国通貨の円や、米ドルで買うならまだしも…

外国通貨の豪ドルやトルコリラで、米ドル建ての資産を買うってイメージしにくいですよね(-“-)

 

「円と豪ドルだけじゃなくて、更に豪ドルと米ドルの2重に為替リスクが発生するってこと?」

 

 

と思われるはずです。結論それが正解です。

 

こちらの図をご覧ください。

(出典:東海東京証券HP より)

 

投資信託の場合、中身に入れている株や債券などの資産が値上がりすれば当然、価格が上昇します。それがAの部分ですね。

 

また、例えば以前記事にしたUSリートファンドのように円建ての投資信託でも、中身に海外の資産が入っている場合は間接的に為替リスクが発生します。それがCの部分です。

USリートであれば、円安ドル高の方が値上がり要因になるということですね。
(*ピムコトータルファンドの場合は為替ヘッジが行われています)

 

 

さて問題はBの部分です。

ピムコトータルファンドで皆さんが豪ドルコースを選んだ場合、取引対象通貨(豪ドル)と投資対象資産(米ドル)との間で更に為替取引が発生します。

具体的には単純な為替レートではなく、両通貨の金利差が影響しています。

 

この両通貨間の金利差相当分の収益を為替プレミアムと言います。

つまり、豪ドルの方が米ドルよりも金利が高かった場合はその差分収益になるというわけです。

 

だいぶややこしくなってきましたね…笑

 

為替と金利の関係を理解していないと腑に落ちない部分ですが、一般的に投資家の資金はより金利の高い通貨に向かうため、上記の場合は分かりやすく言えば

豪ドルの高い金利を放棄して、金利の低い米ドル資産に投資する

ことになるため、その分の金利差は皆さんがもらう権利があるということです。

 

 

以下、通貨選択型投信の値上がり、値下がり要因をまとめておきました。

 

ピムコトータルファンドの場合であれば、投資対象資産が米ドルであるため、米ドルコースであれば為替プレミアムは当然発生しません。

 

僕の経験上、よほどの理由や確固たる見通しが無ければ、基本的にはシンプルに米ドル建てで投資するお客様が圧倒的に多かったです。

あるいは円を米ドルにしてから投資する方もいらっしゃいましたね。

 

ちなみに現在(2020/4/8)、ピムコトータルファンドの豪ドルコースを選択していた場合…

 

A:株や債券の値下がり(*新型コロナウイルスの影響により)

B:米ドルの金利>豪ドル金利

C:超円高豪ドル安

 

となっており、泣きっ面に蜂状態となっています…(*_*;

 

分配金の考え方に注意!

 

【運用商品中級】編で、投資信託の分配金には

普通分配金

特別分配金

の2種類があると説明しました。

 

特に、特別分配金については非課税ですが、元本の切り崩しになるため注意が必要ですとお話ししました。しかし、それは国内投資信託の場合です。

 

外国投資信託には分配金の区別はなく、全て課税対象です!!

 

運用が芳しくなく、実質元本切り崩しになっている場合でも外国投資信託の場合は課税されます…。

 

分配金の受け取り方法は円貨か外貨かを選択することが出来ますが、いずれにせよその時の為替レートによって円貨換算した際の課税対象金額が変わってくるため注意が必要です。

 

最後に

 

まず、part1では外国投資信託についてお話ししてきましたが、いかがでしょうか?

 

海外の法律に則って作られている分、投資の幅が広がる一方で、複雑な仕組みや為替リスクが発生するため投資をする際は注意が必要です!

 

ただ、外貨を保有しており

「円に戻すには為替のタイミングが悪いな…」

という方には投資先の選択肢の一つに加えても良いかと思います(^^♪

 

 

ではまた!

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