どうもいけちゃんです。
突然ですが、皆さん、日本国内の各業界におけるリーディングカンパニーに共通する特徴は何だと思いますか?
「時価総額が大きい」
「利益率が高い」
はたまた「黒字経営」
などなど…様々あると思いますが、これらの実績を生み出している根源的な要因は“オーナー企業”という点にあるのです。
オーナー企業とは創業者、またはその一族が経営権を握っている企業のことです。
(*オーナー企業に対する定義はいくつか存在します)
日本経済大学院大学の研究によると、オーナー企業は非オーナー企業と比べて株価指標を見ても優位性があるとの結果が出ている他、相場急落時にも強い抵抗力を持つとされています。
今回はそんなオーナー企業を対象に厳選投資をする東京海上ジャパン・オーナーズ株式オープンを紹介していきます。
ジャパン・オーナーズ株式オープンのポイント
・実際にオーナー経営者に面談し銘柄を選定 ・インデックスを大幅にアウトパフォームしている ・相場急落に対する抵抗力 |
東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンについて
まず、同ファンドの値動きについて敢えて今回は少し長めのチャートを取ってみましたが、インデックスを長期間にわたって大きくアウトパフォームしていることが分かります。
また、特徴的なのは純資産額です。
グラフを見ると2018年から急激に純資産額が増えていることが分かります。
実はこの頃から日本のオーナー企業の実績が海外投資家から評価されるようになりました。
2018年から2019年にかけては米中の貿易摩擦が激化し、相場のボラティリティが大きくなった時期でもありました。
そうした厳しい外部環境の中でも、好業績を発表するオーナー企業に注目が集まったと考えられます。
そして目下、コロナショックの中でも純資産額は増加傾向にあります。
続いてこちらが、同ファンドの直近のマンスリーレポートから抜粋した組み入れ上位10銘柄のリストになります。
サイバーエージェントや日電産など名だたる企業が並ぶ中、組み入れトップの前田工繊はなかなか聞きなれない銘柄だと思います。
同社は福井県に本社を置く産業資材の製造・販売を行っている企業です。
こちらが過去10年間の前田工繊とTOPIXの比較チャートです。
こんな優良銘柄なのに正直、ほとんどの方が同社の存在を今初めて知ったはずです。
こうした銘柄を選定出来るのも、実際にオーナーに会って企業の戦略や成長性を判断するという運用スタイルだからこそ出来ることです。
オーナー企業について
では、ここからは実際にオーナー企業の持つ強みに関してお話ししていきたいと思います。
冒頭でも申し上げたように、オーナー企業については捉え方が様々です。
創業者が社長を勤めている、社長でなくても会長や顧問として実質権限を握っている、更には株式の保有率は低くても社内で強い権力を持っている…等々。
ただ、紹介した東京海上ジャパン・オーナーズ株式オープンについては経営者自身が株主で、在任期間が長期にわたる企業を主に対象としているようです。
そんなオーナー企業の強みとして以下の2点を挙げることが出来ます。
🔹インデックスを大幅にアウトパフォームしている
🔹相場急落に対する抵抗力
インデックスを大幅にアウトパフォームしている
ファンドの基準価額もさることながら、一例として取り上げた前田工繊の値動きを見てもインデックスを大きくアウトパフォームしています。
ファンドの組み入れ上位には入っていませんでしたが、誰もが知る日本のオーナー企業であるトヨタ自動車、セブン&アイHD、ファーストリテイリング3社のチャートを見ても長期間にわたってTOPIXを上回っていることが分かります。
また、成長率や利益率、株式指標の観点からオーナー企業と非オーナー企業とを比較したのが以下の表です。
(出典:いちよし経済研究所HP より)
いちよし経済研究所の研究によると、
・会長、社長が大株主で50%以上の株式を所有している企業
・会長ないし社長が筆頭株主となっている企業
・会長、社長が大株主であり、その同族の資産管理会社、従業員持ち株会社の保有株式数合計が、株主総会の特別決議を阻止できる3分の1超となる企業
以上の3点を満たす企業をオーナー企業と定義し、パフォーマンスを比較したところ、企業の成長率に加えて利益率やROEといった株価指標に至るまでほほすべての分野で、非オーナー企業よりも高い数値が出ています。
こうした結果からも、オーナー企業が指数を大きくアウトパフォームする理由が分かります。
相場急落に対する抵抗力
オーナー企業の成長性や利益率の高さが理解出来たところで、気になるのは相場下落時の動きですよね。
リーマンショック時や、今回のコロナショックなど相場が大きく変動した時オーナー企業の株価はどう反応したのでしょうか。
(出典:東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン 特設サイトより)
このグラフから読み取れる点は以下の2点です。
・リーマンショック時の下落率がTOPIXと比較しても抑えられている
・急落から反転の速度が早く、その後の上昇率も高い
高い利益率や成長性のみならず、相場変動時の抵抗力の強さもオーナー企業の強みの一つです。
事業を拡大するにも、撤退するにも判断を迅速に且つ大規模に行うことが出来るからこそ高いパフォーマンスを出すことができると考えられます。
もちろん、裏を返せばオーナーの判断1つで大きな損害を被るリスクもあり、またオーナー企業のデメリットも当然あります。
しかし、先述の通り表面上の数字だけでなく、実際の面談を経て銘柄選定をする東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンであれば、オーナー企業のメリットを十分に享受できると思います。
取扱い証券会社
では、東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの取扱い証券会社のリンクと過去の記事を併せて貼っておくので是非参考にして下さい!

・松井証券


・楽天証券

・auカブコム証券

まとめ
これまでお話ししてきた東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの特徴をまとめておきます。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの特徴
・株価や決算内容のみならずオーナーとの実際の面談を通じて銘柄を厳選している
・インデックスを長期間にわたって大幅に上回るパフォーマンス
・相場急落時の抵抗力
以下に運用会社のリンクを貼っておくので、そちらも参考にしてみて下さい。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
ではまた。