どうもいけちゃんです。
資産運用の始め方シリーズ第2弾はネット証券編でございます!
近年のネット証券の台頭は凄まじいものがあります。
各社手数料の安さにおいてはもはや価格競争に陥っている状況下で、取扱商品のラインナップの増加、新規上場案件の獲得、更には独自のシステムの開発など他社との差別化をいかに図るかという世界です。
こうした中で、数年前と比べても取引のしやすさやサービスの質は格段に上昇しています。
今回はそんなネット証券で資産運用を始めるメリット・デメリットをお話ししていきます!!
✔ネット証券各社の比較
ではまず、ネット証券各社の比較をしていきます。
ご覧の通り、ネット証券界のガリバーはSBI証券のようです。
この記事では上位3社の特徴をまとめていきたいと思います!
・SBI証券
SBI証券の強みは何といっても取扱い商品の多さです。
国内株式はもちろんのこと、外国株式や投資信託も非常に多くの銘柄を取り扱っています。
中でも、僕も証券会社にいたころ驚いたのが、ネット証券なのに新規上場の案件が大手証券会社並みに多いことです。
これに加えて、17:00~23:59までの夜間取引が可能であり、株価をリアルタイムでチャック出来る取引ツール「HYPER SBI」も人気の理由です。
僕もこのHYPER SBIは日々使っていますが、大手証券会社にあったサービスと引けを取らない使いやすさでびっくりしました!
運用の初心者から玄人まで、年齢問わず様々な投資家のニーズに幅広く答えてくれるのではないでしょうか。
・楽天証券
楽天証券は何といっても楽天会員の方にはウハウハでしょうね!
会員であれば数十秒で口座開設が完了し、取引において楽天ポイントが使える&貯まる。
しかも楽天グループ内の連携サービスもあり、例えば楽天銀行の預金金利が5倍になるという驚きのサービスもあるようです!
もちろん宿敵SBIに引けを取らず、商品ラインナップも充実しており、楽天会員の方はもちろんそうでない方も満足できるのではないでしょうか。
・マネックス証券
マネックス証券の最大の強みは米国株式の取扱い銘柄数でしょう。
外資系を買収したことにより、上記2社と比べても取扱い銘柄数は圧倒的に1位です。
しかも、2020年3月現在、円から米ドルを買う際の為替手数料が無料のキャンペーンを実施しており、米株を買いたい投資家にとっては極楽浄土間違いなしです!
通常の国内株式の手数料は他社と比べて割高ですが、投資経験があり外国株式に関心がある方はマネックス一択だと思います!
各社、自分でも笑っちゃうくらいべた褒めですが、決してどこかの回し者等ではございません(笑)
ただ、前回の記事で大手証券会社は会社の規模等に差はあれど、取扱商品や業務内容にほとんど差は無いという話をしましたが、一方でネット証券は各社様々な強みや特徴があることが分かります。そりゃネット証券強い訳だ…( 一一)
✔ネット証券のメリット
続いてネット証券のメリット・デメリットについてです。
まずメリットに関しては以下のことが考えられます。
🔹手数料が安い
🔹ポイント還元がある
🔹様々なキャンペーンがある
🔹自分が好きなものを、好きなタイミングで売買できる
・手数料が安い
ネット証券を利用する最大のメリットはやっぱり手数料の安さにあると思います。
以下の表は各社で仮に1,000万円分株式を買った際の手数料(税別)です。
*DMMが業界最安値ということで初登場です
WOW!!
めっちゃ安ですよね!
皆さん前回の大手証券会社編でお見せした手数料を覚えていますでしょうか?
だいたいどこも8万円くらい掛かっていましたよね…しかも片道ですから、売買の往復を考えたら2%近く株価が上がらないと益が出ない計算になります( 一一)
一方、ネット証券であれば手数料が安い分、利益も取りやすくなります。
運用において手数料というのはいかに重要かが分かりますよね。
・ポイント還元
上記の楽天証券の部分でもお話ししたように、ネット証券はポイント還元を行っているところが多いです。
楽天証券であれば楽天ポイント、SBIであればTポイント等々。普段の買い物などで貯めたポイントが使えたり、逆に取引で貯めたポイントが私生活で使えたりとかなりお得です!
これもネット証券ならではのメリットだと思います。
・様々なキャンペーンがある
年々競争が激しくなるネット証券業界では、各社ライバルと差別化を図るべく様々な取り組みを行っています。
そのため、先述のマネックス証券の為替手数料0キャンペーンのように期間限定で色々なキャンペーンを実施しています。
しかもそのどれもが手数料無料とか破格の内容だったりします。
もちろん大手証券会社でもキャンペーンはいくつかやっていましたが、「個人向け国債の現金プレゼントキャンペーン」など、どこも同じような内容で、且つそれぼど旨味のあるものではありませんでした…
こうした美味しいキャンペーンを最大限駆使すべく、一社だけでなく複数口座を持つのもありだと思います!
・自分が好きなものを、好きなタイミングで売買できる
「いやいや、自分のお金で買ったものなんだから好きなように出来て当然じゃん!」
皆さんそう思ったかもしれませんが、これが大手証券会社ではなかなか出来ないんですよ…
またこの手の話になると長くなるので多くは語りませんが、株はまだしも特に投資信託は売られると営業員の評価が下がってしまうので、何かと理由を付けて売らせてくれないんです。
(僕も現役の時は必死に売り止めしてました…)
ただ、ネット証券は全て自己判断ですから、好きな時に好きなように売り買いが出来ます!
もちろん責任は全て自分に降りかかってきますが、大手証券会社のように担当営業員のノルマに振り回されるなんてことは絶対にありません。
✔ネット証券のデメリット
一方でネット証券のデメリットについては以下のことが考えられます。
🔹全て自己判断で取引をしなければならない
🔹新規上場の案件はそれほど多くない
🔹セキュリティー上のリスクがある
🔹注文ミスのリスクがある
・全て自己判断で取引をしなければならない
大手証券会社と違い、担当営業員等が付くことはないため、どれに投資するか、いつ売買するかなどの投資判断は基本的に自分自身で下す必要があります。
その点において、運用が初心者の方にはハードルが高い部分があるかもしれません。
(*今後ブログやTwitterを通じて様々な投資情報を発信していく予定ですので、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです!!)
・新規上場の案件はそれほど多くない
SBI証券はネット証券の中でも群を抜いて新規上場の案件が多いと思いますが、それでも大手証券会社と比べてしまうと少ないのが実情です。
仮に案件があったとしても引き受けの主幹事が野村證券や大和証券だと、ネット証券に回って来る株数はかなり少なくなってしまいます。
新規上場銘柄をメインで狙いたい方にとってネット証券は効率が悪い可能性があります。
・セキュリティー上のリスクがある
一時期、ビットコインが流行った時、顧客情報が大量に流出したなんてニュースが何件かありましたよね。
これは大手証券会社も同じことですが、皆さんの証券口座のIDやパスワードが他人に漏れたらそれこそ資金が引き出されたり、不正売買に使われる可能性もあります。
そのためご自身で厳重に管理する必要があります。
・注文ミスのリスクがある
これなさそうで、意外とやっちゃいがちなんです…。
僕も証券マンの時、先輩や後輩、更には管理職が注文の銘柄や数量を間違えて発注してしまうミスはよく耳にしてました。
もちろん注文が成立していない内はいくらでも変更は出来ます。
ただ、注文が成立してしまうと大惨事です(´;ω;`)
営業員が発注ミスした場合は約定訂正処理ができますが(もちろんペナルティーあり)、ネット証券の口座で皆さんが発注ミスしてしまうと訂正が出来ません。
ネット証券では預かり金の範囲内でしか注文が出せないように厳重に管理されてはいますが、常に慎重に注文を出す必要があります。
✔最後に
ネット証券編、いかがでしたでしょうか。
若手の頃、お客様に資産をネット証券に移されてしまったことを思い出しながら書いたらついつい長くなってしまいました(;^ω^)
次回はいよいよIFA編です!!
ではでは
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