どうもいけちゃんです。
今回は投資信託の中級編ということで、投資信託の種類や、売買手法、更には分配金について掘り下げていこうと思います!
旬なテーマということで、先日REIT(不動産投資信託)の記事を書きましたが、REITも投資信託の中では根強い人気があります。

現在、日本国内には約6,000種類の投資信託があると言われています。
その中で自分自身にマッチした投資信託を探すためには、どんな商品性かを理解する必要があります!
キーポイント
・投資信託の種類や内容を理解し、自分に合った商品を見つけよう! |
公社債投資信託と株式投資信託
まず、投資信託には大きく分けて2つの区分があります。
公社債投資信託
その名の通り中身に債券しか入っていない投資信託のことです。
公社債投信には主に3つの商品があります。
🔹公社債投信
🔹MRF(マネーリザーブファンド)
🔹外貨建てMMF(マネーマーケットファンド)
公社債投信
安全性の高い債券を中心に運用している投資信託です。
僕が証券マンの時は
・ニッセイ日本インカムオープン(愛称Jボンド)
・DLIBJ公社債オープン
とかが結構人気でした。
どちらも中身は当然、国債や社債といった債券しか入っていません。
そのため、比較的価格変動が少なく、また利回りは決して高くはないですが分配金が継続的に出るファンドが多いのも特徴です。
中身に入っている債券から定期的に出る利金をそのまま分配金に充てることが出来るということです。
注意点としては、金利の上昇局面では債券価格が低下するため、特に社債を中心に組み入れている公社債投信は割と価格が変動しがちです。
✔こんな方におススメ
→安定的、且つ中長期的に運用したい方。また、多少分配金も期待したいという方。
MRFと外貨建てMMF
正直、全くもって聞きなれないワードだと思うので、ものすごいざっくり言ってしまうと…
銀行でいう、普通預金口座と外貨預金口座の代わり
です!笑
証券会社はルール上、銀行のように預金口座を持つことが出来ません…
そこで、円貨や外貨をプールしておくための場所として設置されてるのがMRFと外貨建てMMFになります。
何か株や債券等の商品を買う時はここから資金が充当されます。
逆に売却した資金もこちらに入ってきます。
どちらも中身が国債や政府保証債など、極めて安全性を重視した形で運用されています。
そりゃ、何か商品を買うために入れた資金が勝手に元本割れでもしたら大騒ぎです(*_*;
ただ決して元本保証ではない点には注意してください!!
また、どちらも分配金は再投資(再投資についてはpart2で詳しく説明します!)しているため、一応金利も期待出来ます。
まあ、この低金利下でMRFは銀行の普通預金同様ほぼ0に等しい状態です。
外貨建てMMFの金利も円ほどではないものの、だいぶ低くなっています…(*_*;
✔こんな方におススメ
→おススメというか…証券会社で取引する上では必然的に利用するものなので、ぜひ内容を抑えておいてください!
株式投資信託
株式投資信託は、中身に株式を入れて運用することが出来る投資信託のことです。
つまり、公社債投信以外の投資信託は全て、この株式投資信託に分類されるということです。
そのため、例えばREITのように株式を組み入れずに運用している商品もあります。
追加型と単位型
それぞれ別名、オープン型とスポット型と呼んだりもします。
これは、投資信託を買う際の分類になります。
追加型は、いつでも時価で買うことが出来る投資信託のことです。
ただ、日本の休日はもちろんのこと、海外市場がお休みの日などはファンド休業日と言って、注文が出せない日も年に数回あります。
✔こんな方におススメ
→時間分散をしながら途中で買い増し等も視野に入れている方。
単位型は、逆に一回限りの募集で締め切ってしまう投資信託で、後から途中で買ったりすることは出来ません。
超タイムリーな銘柄などで運用し、専ら値上がりを期待するタイプの投資信託です。
✔こんな方におススメ
→ある程度リスクテイクが出来る方、旬なテーマを取り入れて運用したい方。
上場投資信託
こちらはその名の通り、東証などに上場している投資信託です。
株と同じように指値や成行で売買することが出来、且つ単位も1口単位なので大変お手頃です!
国内のみならず外国の株や債券を組み入れた投資信託だと、注文を発注しても翌日の価格が採用され、受け渡しも長いものだと一週間くらい掛かります…
その点、この上場投資信託は流動性も優れています。
代表的なのは
ETF(Exchange Trade Fund)と言われる株価指数連動型上場投資信託
と
J-REIT、つまり日本の不動産投資信託です。
よく日銀が金融緩和の手段としてETFの買い入れを行っていますが、あのETFです。
人気の銘柄だと
・日経レバレッジインデックス(銘柄コード:1570)
→日経平均が±1%動いたら±2%動くといったようにほぼ倍の動きをする。
・日経インバース(1571)
→日経平均が下がったら、価格が上がるといったように指数と逆の動きをする。
は王道ですね!
あと、J-REITだと星野リゾートリート投資法人や三井不動産ロジスティクスパーク投資法人など、個別の不動産投資法人が上場しています。
✔こんな方におススメ
→分散投資よりも短期間での値上がりや、流動性を確保したい方。
レバレッジ型ファンド
これは対象となる指数に対して、先物やオプションを用いてレバレッジをかけて大きなリターンを狙う商品です。
対象の指数は日本株や、米株、更には債券市場など様々です。
またレバレッジも2倍や、中には4倍という物もあります!!
加えてレバレッジ型の中にもブル型とベア型の2種類があります。
・ブル型
→対象の指数が上がれば、価格が上がる。
・ベア型
→対象の指数が下がれば、価格が上がる。指数と逆の動きをする。
このコロナショックの下落相場でブル型の高レバレッジ商品を持っていたら大変なことになっていたことでしょう…(>_<)
✔こんな方におススメ
→短期間でとにかく高いリターンを期待したい方。且つその分高いリスクも許容できる方。
ヘッジファンド
相場が下がろうが上がろうが、ありとあらゆる手段(信用取引や先物取引など)を用いて
絶対に収益を追求するファンド。
それがヘッジファンドです。
ただ、元々は不安定な相場で収益が振れるリスクをヘッジ(回避)する運用手法のことを指していたため、ヘッジという名前が付いています。
通常の投資信託は、運用成果が-2%でも、株式全体が-5%なら優秀な成績と言われます。
が、ヘッジファンドは違います。株式全体が-5%でも、+5%の収益を目指すのです!
また、ヘッジファンドの場合、手数料の多くは値上がり分に対する成果報酬型がほとんどです。
ここまで聞くと、色んな投資信託があるけどヘッジファンドが一番良いじゃんと思いますよね?
しかし、ヘッジファンドは最低投資金額が設定されているため、まとまった資金(1,000万円以上とか)からでないと運用出来ないという注意点があります。
✔こんな方におススメ
→運用に回せるまとまった余裕資金があり、且つ値上がりを期待したい方。
最後に
Part1は一旦ここまでとさせて頂きますが、いかがでしたでしょうか?
債券と同様に投資信託にも色んな種類や投資方法があります。
次回、part2ではインデックス型・アクティブ型の説明に加えて、分配金についてや投資信託の売買方法に関して詳し~く解説していきます!
ぜひpart2もご覧ください(^^♪
ではでは!
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