どうもいけちゃんです。
直近、モーニングスターの調査によると、3・4月の2ヶ月間で米国を中心とした世界株式型ファンドへの資金流入が圧倒的に増加している一方で、バランス型ファンドからは資金が流出しているとのことです。
(出典:モーニングスターHPより)
かなり濃淡が出ていますが、その中でもバランス型ファンド以上に、3月から資産が一気に流出しているのが国内株式型ファンドになっています。
しかし、こうした状況下で最近ある2種類のファンドが証券・銀行での販売ランキングに上位に入っているのをご存じでしょうか?
それが日本株のブル・ベアファンドです!
やはり運用をしている身としてはブル相場に期待したいということで、今回はまず日本株ブルファンドから紹介したいと思います。
日本株4.3ブルのポイント ・日本株の緩やかな上昇局面では効果てき面! |
日本株ブルファンドとは
ブルベアファンドに関してはご存じの方も、多いと思います。
また、僕の【運用商品中級編】の記事でもレバレッジ型ファンドとして簡潔に解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

簡単に言ってしまえば、対象の指数の値動きの2~5倍の動きをするように指数先物取引等を利用して運用されている投資信託のことです。
今回であれば日経平均の4.3倍の値動きをするように設計されたファンドということになります。
且つ、ブルということですから相場の上昇局面でリターンが狙えるということです。
日本株4.3(倍)ブルは、主にSBI証券と楽天証券の2種類の商品がありますが、両社ともコスト以外の面はほぼ同じ内容となっています。
(コスト面については後述します)
こちらはSBI証券の日本株4.3ブルの月次レポートからの抜粋ですが、先述の通り日経225に対してほぼ±4.3倍の値動きをしています。
ブルベアファンドの最大のメリットであり、同時にデメリットであるのがこの値動きの激しさです…。
また、意外と意識されていない点ですが、ブルファンドは対象指数が上昇トレンドであったとしても、上げ下げを繰り返す相場だった場合、パフォーマンスが上がりにくいという性質もあるため注意が必要です!
日経平均はどうなっていくのか…
では、肝心の日経平均はどうかという点ですが、
感染者が再度急増する等のニュースが無ければ、緩やかな上昇を継続していく
と考えれらえます。
その理由として
🔹東京都内を中心に感染者の増加が頭打ちになっていること
🔹日経平均株価が年明けの高値から半値戻しの水準にまで戻していること
🔹4月中旬辺りからボラティリティが低下していること
が挙げられます。
まず、こちらが日経平均のチャートですが、2月の高値から3月の底値までの下落幅に対して、現在ほぼ半値戻しの水準にまで戻ってきており、且つ4月中旬辺りからのローソク足を見ても日々の変動幅が縮小していることも見て取れます。
(出典:東京都新型コロナウイルス感染症対策サイト より)
また、都内の日々の患者数の推移を見ても4月中旬からピークアウトしてきていることが分かります。
感染者数については、全員が検査を行っていない以上正確な数字を把握することは困難ですが、渋谷・新宿といった主要駅の利用者数が最大で90%近く減少するなど、緊急事態宣言の効果は一定以上あったと考えて良いと思います。
国内のみならず、世界各国を見ても以前のような感染拡大への懸念よりも、経済活動の再開や治療薬の開発への期待感など、相場の注目点は徐々にポジティブな方向へとシフトしてきています!
コスト面について
SBI日本株4.3ブルと楽天日本株4.3倍ブルとでは、管理コストに若干の差があります。
SBI証券の方が年率0.968%なのに対して、楽天証券は年率1.243%のコストが掛かってきます。
内容も、レバレッジの倍率も同じであるため単純にコストを比較したらSBI証券の方がお得ですが、楽天証券の方は楽天ポイントの利用等の特典もあるため、長い外出自粛の中で楽天でたくさん買い物した!という方は、楽天証券で買われても良いかと思います。
いずれもインターネットコースでは買付時手数料は掛かりません。
ただ、以前紹介したインデックスファンドと比較すると管理費が高くなる点には注意が必要です!

取扱い証券会社
以下にSBI日本株4.3ブルと楽天日本株4.3倍ブルの取扱い証券会社のリンクと、僕の各社の紹介記事を貼っておくので、ぜひチェックしてみて下さい。


・楽天証券

・auカブコム証券

まとめ
では以下に今回紹介した日本株4.3ブルの特徴をまとめておきます。

日本株4.3ブルの特徴
・緩やかな相場上昇局面では非常に大きなリターンが期待出来る
・逆にボラティリティの大きい相場ではパフォーマンスが悪化する可能性がある
・今後日本株は徐々に上昇トレンドに移行すると考えられる
今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
ではまた。